教員プロフィール
岡短に就職して33年! 人生の半分以上です
1979年 岡山県立児島高等学校卒業
1983年 岡山大学法文学部文学科卒業
1986年 岡山大学大学院文学研究科修士課程哲学専攻修了
1989年 岡山女子短期大学専任教員 講師
1996年 岡山女子短期大学専任教員 助教授
2002年 岡山学院大学専任教員 助教授
2006年 岡山学院大学専任教員 教授
2012年 岡山短期大学専任教員 教授(現在に至る)
~担当授業科目~
幼児と人間関係、幼児と人間関係の指導法、児童文化、ソサエティ5.0理解、
倉敷学、キャリアガイダンス、公務員講座(A)(B)、
卒業予備研究、卒業研究(A)(B) など
幼児教育学科
尾崎聡 教授
尾崎聡先生にとって大切なモノとは?
「解釈学」の一部
今、「響け!ユーフォニアム」を読んでいるせいか、哲学書のここらあたりを読み直そうと思っています。
大学時代からの宿題は「解釈学」と「現象学」
「解釈学」は卒論の時に師匠から与えられた課題です。「君は歴史的人物や文化財のように姿形があるものにどうも強い興味があるようだから、解釈学なんかをやってみてはどうだろうか。解釈学は文科系の学問全てに通用する方法論なので将来どんな学部・学科に就職しても役に立つよ」と言って与えられた宿題です。これを完成させるのが現在の人生の目標です。解釈学のコツは「作者や本人自身も気がつかない意味を読み取る」です。例えば幼児教育や保育は「子どもの心や行動を理解する」ことが大切で、理解できないような不思議な行動や発言があったら「それはなぜなのか?」を解釈して意味を発見していきます。確かに役に立っていると言えますか…。
1年の皆さんとやっている倉敷学にも役に立ってますねー。
なお、解釈学だけでは人間の行動や発言の深い意味を読み取れないので現象学が必要なのですが、これはまたの話にします。
若かりし尾崎聡先生
写真は岡短への就職が決まった日の晩に研究室で勉学に励む姿です。机を並べていた友人が記念に撮ってくれました。その友人は美学・美術史専攻で「君は精神史の分野に進むべきだ。そうしたら哲学も歴史学も両方生かせる」とアドバイスしてくれました。彼は日本最北端の公立大学に就職していきました。冬学期は零下20度(以前に零下41.5度を記録したそうです)の猛吹雪の日が何日も続いて、家の外へ出たら凍死するので授業は無いそうです(笑)
机を並べて切磋琢磨した学友たち
「学問を仕事にする」と決意して大学院に進学して以来、たくさんの先輩・後輩・同級生と机を並べて勉強し、みんな日本各地の大学や博物館に就職していきましたが、特に同級生は友人であり競争相手でもありました。彼らがいなかったら私は多分、大学の教員にはなってないと思います。